誕生花写真365カレンダー!2001年日本初登場!

誕生花は世界中から、日本の原産から、山野草、園芸種、珍しい花を選んだ、花の百科事典。 バースデーフラワーを楽しんで、1日を幸せに。

今日の誕生花「ワタ」約8000年前から利用されていたワタ!

誕生花に登場する花は、365プラス1種類!誕生花カレンダーより!

7月7日 誕生日、今日の誕生花「ワタ」
「棚機の節句」着物や浴衣の文化を築く「七夕まつり」!

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ワタが使われてきた歴史は、物凄く長いです。
ヨーロッパの人は、インドに羊毛が取れる木があると、
本気で信じてたようです。笑っちゃいけませんね。
日本にワタが入ってきて、どれくらい暮らしに役立ったか。

花の思い出を作るのは、あなたです。
巡り会える幸運を祈ってます。

7月7日 誕生日
バースデーフラワー【ワタ】

お誕生日、おめでとうございます。
素晴らしい1日と1年、感動が味わえる幸運を願ってます。

また「誕生日」は、あなたの出生を祝うだけでなく、
この世に誕生させてくれた、ご両親に感謝する日です。
ぜひ、ご両親に感謝の言葉を、贈ってくださいね。

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  • 別名 
  • 特色 着物、浴衣、寝具などの原料
  • 科  アオイ科
  • 原産 熱帯・亜熱帯
  • 花期 7~9月

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【ワタとは】

ワタは、アオイ科ですから、ムクゲ、ハイビスカス、フヨウ、オクラ、ハマボウトロロアオイ
などと似てます。一番似てるのがオクラの花でしょうか。

ワタが日本に入ってくる前は、麻か絹、あるいはアケビのツルなどが、 利用されていました。ワタは木綿です。着物や浴衣、寝具など、 日本の文化に貢献した材料です。

ワタ栽培の最古の記録はメキシコで、約8000年前にさかのぼります その種類はアメリカ栽培ワタで、現在世界で栽培されているワタの、
89.9%がアメリカ栽培ワタだそうです。

最も古いワタ栽培の痕跡は、約7000年前(紀元前5千年から4千年)
インダス文明の発達した地域にあり、西暦が始まる以前に、
インドから地中海、さらにその先へと広まっていたそうです。
文献などを調べると、
アレクサンドロス3世の頃まで、ギリシャ人は木綿を知らず、
「インドには羊毛が生える木がある」と当時、教えている。

紀元1世紀頃にアラブ商人が、木綿繊維をイタリアやスペインに、
さらにスペインに木綿栽培法をもたらしたのは、
9世紀のムーア人によるそうです。
イングランドには、15世紀以前に輸入された木綿布は、
ごくわずかで、ろうそくの芯などに使われいて、17世紀に、
イギリス東インド会社が、インドから珍しい綿織物を、
持ち込んだそうです。
その後、ワタだけで縫製はイギリスという制定。
アメリカ先住民は、木綿を紡いで、衣服や染色したタペストリーを、
作っていたそうです。
ペルーではインカ帝国以前の墓から、木綿の布が見つかっている。

染色や織り方の面で、ペルーやメキシコの綿織物は、
古代エジプトの墓から、見つかったものとよく似ています。

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13世紀のマルコ・ポーロは、ペルシャ
主要生産品として木綿も挙げています。
スペイン人が16世紀初めにメキシコに到達したとき、
原住民は綿花を栽培し、綿織物の衣服を着ていたそうです。

中国への伝来は唐の晩年か北宋とも言われています。
ワタは古くから世界各地で、広く栽培されていましたが、
現在栽培されている品種は、改良が繰り返されたもので、
世界の熱帯~亜熱帯地域に約40種が分布しています。
野生のワタの種は、メキシコに数多くの違った種類があり、
次いでオーストラリアとアフリカにあります。

日本では、799年(延暦18年三河国(愛知県西尾市天竹町
(天竺=てんじく)と言われるが、漂着した崑崙人(現在のインド)
によって栽培が開始されたが、1年で途切れたそうです。
その後、崑崙人が各地を廻り、栽培法を伝えたとされている。

16世紀以降の戦国時代後期から、全国的に綿布の使用が普及し、
江戸時代に入ると急速に栽培が拡大した。
明治以降、政策により綿布の生産が強化され、1930年代には、
綿布の輸出量が世界一となった。第二次世界大戦時は、
綿布の輸出は停止したが、戦後復活し再び世界一になった。
また、
真綿(まわた)と、ワタが付きますが、綿ではなくて絹が原料です。

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【感想】

あなたの誕生花は、いかがでしたか?
気に入らない花が、あるかもしれません。
日本の長い歴史の慣習から、伝統行事から、危険毒草から、
登場させています。

ワタと言えばエジプトが原産と思っていましたが、違ったようです。
気が遠くなるほどの歴史があるワタです。
鉢植えで育ちますから、植えて花とワタを楽しんでみては、
いかがでしょうか。

合成繊維が出回る世の中ですが、ワタは身の回りや衣服に応用されて、なんといっても「どてら」じゃないでしょうか。
冬にはかかせない衣服、考案した人が素晴らしいですね。
さらに
浴衣は夏の風物詩。盆踊りだけでなく、海外に出かけるときに、
ぜひ、持って行って着てもらいたいです。一躍人気になります。

ニューオリンズからミシシッピー川を遡上しましたが、
綿花畑は見られなかった。季節が違ったようです。

オーストラリアの荒野を夜中走ってると、ライトに浮かぶ、
ワタが道路にたくさん落ちてる。夜中ですから見えませんが、
昼間、広大な敷地の綿花畑にも出会います。
日本では見られませんから興奮します。

あなたの誕生花が、幸運をもたらせてくれるよう願ってます!
人生は一度しかありません!過去は戻らないが、未来は作れます!
未来に夢を描きながら、素晴らしい人生を送ってください!
写真家 高橋克郎より。