誕生花写真365カレンダー!2001年日本初登場!

誕生花は世界中から、日本の原産から、山野草、園芸種、珍しい花を選んだ、花の百科事典。 バースデーフラワーを楽しんで、1日を幸せに。

今日の誕生花「ユウガオ」ユウガオはヒョウタンと同じで食べられるのが夕顔!

誕生花に登場する花は、365プラス1種類!誕生花カレンダーより!

8月10日 誕生日、今日の誕生花「ユウガオ」
夕顔の果肉がかんぴょうで他にも食材に!

アサガオヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオを漢字で書けば、
みな「顔」が出てくる。ユウガオがウリ科で、他はヒルガオ科。
みなツル性で一年草ですが、ユウガオだけ花の形が違います。
ユウガオの実を乾燥させたが、海苔巻きなどのカンピョウです。

花の思い出を作るのは、あなたです。
巡り会える幸運を祈ってます。

8月10日 誕生日
バースデーフラワー【ユウガオ】

お誕生日、おめでとうございます。
素晴らしい1日と1年、感動が味わえる幸運を願ってます。

また「誕生日」は、あなたの出生を祝うだけでなく、
この世に誕生させてくれた、ご両親に感謝する日です。
ぜひ、ご両親に感謝の言葉を、贈ってくださいね。

  • 別名 
  • 特色 かんぴょう
  • 科  ウリ科
  • 原産 北アフリカ
  • 花期 7~9月

【ユウガオとは】

ユウガオとヒョウタンは同一種で、ヒョウタンがインドに、
伝わって栽培されるうち、果実に苦味(ククルビタシン)の、
少ない柔らかい品種が、ヒョウタンから選抜されたと、
考えられています。本来、ユウガオの果実は苦みが強く、
この苦みが有毒成分で、食用にはならなかったのです。

弥生時代に、日本に入ってきたユウガオが、
遺跡から出土しているが、食用であったかどうかわからず、
現在まで継承されずに、17世紀頃に、入ってきたユウガオが、
現在のユウガオの、原型であろうと思われています。
源氏物語「夕顔」の巻で、光源氏がその名前を尋ねた、
白い美しい花がユウガオです。夕方に花が咲き、
翌朝にはしぼんでしまいます。

ユウガオの果実は、いろいろな形があります。
干瓢を作るのは、球形または楕円状球形ですが、西洋梨型、
細長い円筒状型などのほか、ヘビウリと見間違うほどに細長く、
長さが2m以上になる、ユウガオまであります。

中央部にくびれのあるユウガオが、ヒョウタン言われています。
容器としての実用性が無くなり、観賞用を目的とし、
食用でないユウガオを、ヒョウタンと見るのが妥当でしょう。

ユウガオの果実は、ヒョウタンと同様に容器として、
加工されますが、主に食用とされます。
果肉を細長く帯状にむいて、乾燥したものがかんぴょう
(干瓢)です。未熟の果実は、野菜として利用されます。

弥生時代は、果実をくり抜いて、酒や水や穀物などを入れる容器、
あるいは、お皿のような器として、利用していたと思いますが、
瓢箪の「瓢」の字は、「ひさご」と読みます。
「ひさご」の意味は、ヒョウタンをいいますが、
器のような意味で、食用より器として、使われてきたと思います。

ヒョウタンの成熟した果実を収穫して、先端に穴をあけて、
水に10日程つけておきます。中の果肉が腐るので、
腐ったら取り出して乾燥させ、表面にニスなどを塗って、
仕上げをします。

ユウガオは、ウリ科ユウガオ属の植物で、1属1種です。
花は雌雄異花で、同じ株に雌花と雄花が咲きます。
花の色は白色ですが、花を観賞するための、栽培はありません。

干瓢(かんぴょう)作りのユウガオは、スイカのように、
地面に這わせて栽培します。ヒョウタンの栽培は、
棚作りをします。東南アジアなどで見られる、
野菜用の栽培も、普通は棚作りで行います。

21世紀初頭の日本では、干瓢栽培が廃れる傾向にありますが、
栃木県南部が主産地ですが、最も消費が多いのが関西です。 
旅行中に、干瓢の天日干しが見られると良いですね。

観賞用として、園芸店で見かけるユウガオは、
熱帯アメリカ原産のヨルガオで、アサガオと同じヒルガオ科に、
属す別の植物です。


ユウガオラーメン         クジラ汁

【感想】

あなたの誕生花は、いかがでしたか?
気に入らない花が、あるかもしれません。
日本の長い歴史の慣習から、伝統行事から、危険毒草から、
登場させています。

干瓢は、開花後20日程度のユウガオの幼果を使い、
果肉を厚さ2mm程度の帯状に削いで、ひも状とし、
これを天日乾燥させたものです。
美味しいだけでなく、大変に優れた保存食品でもあります。
かんぴょうを食べる時は、ユウガオの白い可憐な花を、
思い出してみてください。美味しさが、さらに感じるでしょう。

熱帯の国々ではユウガオ(ヒョウタン)の幼果を野菜として、
油炒めなどにして、食べるのが一般的です。
日本でも干瓢だけでなく、野菜として食べる風習があります。
東北地方や北陸地方では冬瓜(トウガン)と同じように、
煮物や汁物の実として食べます。沖縄も油炒めなどにして、
普通に食べます。

ユウガオはスイカの台木としても使います。
特に食用の品種を、使っているとは限りませんから、
この台木から、芽を出して、着果したユウガオの果実は、
ときには毒性がある場合があります。
ゴーヤー(ニガウリ)に比べて、苦味の強いものには、
注意する必要があります。

センナリビョウタンは、観賞用のひょうたんで、
食べないようにしてください。食べて中毒した報告があります。
あらためて、ご注意申し上げます。

50年くらい前に、南栃木を走ってたら、偶然かんぴょうの、
天日干しに出会いました。その時1回だけです。
季節が良かったのかもしれません。

そうめんを天日干ししてるのと似ています。
白い帯が、風にたなびいています。
あまり見かけない光景で、少し興奮します。
珍しい世界は、偶然が多いです。偶然に出会えると良いですね。

あなたの誕生花が、幸運をもたらせてくれるよう願ってます!
人生は一度しかありません!過去は戻らないが、未来は作れます!
未来に夢を描きながら、素晴らしい人生を送ってください!
写真家 高橋克郎より。