誕生花写真365カレンダー!2001年日本初登場!

誕生花は世界中から、日本の原産から、山野草、園芸種、珍しい花を選んだ、花の百科事典。 バースデーフラワーを楽しんで、1日を幸せに。

今日の誕生花「チガヤ」夏越の祓(なごしのはらえ)の茅の輪くぐりの材料!

誕生花に登場する花は、365プラス1種類!誕生花カレンダーより!

6月30日 誕生日、今日の誕生花「チガヤ」
茅の輪くぐりで無病息災!

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チガヤは、別名の多い花です。開花前の若い花穂はツバナ。
チ、アマネ、アマカヤ、フシゲチガヤ、マクサ、キャコ、オンバコなど。 たくさん生えるから「チ」(千:1000の意味)「ガヤ」(茅)と、 名づけられています。

花の思い出を作るのは、あなたです。
巡り会える幸運を祈ってます。

6月30日 誕生日
バースデーフラワー【チガヤ】

お誕生日、おめでとうございます。
素晴らしい1日と1年、感動が味わえる幸運を願ってます。

また「誕生日」は、あなたの出生を祝うだけでなく、
この世に誕生させてくれた、ご両親に感謝する日です。
ぜひ、ご両親に感謝の言葉を、贈ってくださいね。

  • 別名 ツバナ
  • 特色 
  • 科  イネ科
  • 原産 日本固有種、アジア、ヨーロッパ
  • 花期 5~6月

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【チガヤとは】

チガヤは、葉っぱが出る頃と同時に、つやのある白い、
若い絹毛を持った穂を出します。
茅(ち)は屋根に葺く(ふく=おおう)イネ科植物の総称です。
チガヤは草丈が低いから利用されにくく、草丈の高いススキなどが、
使われてきました。それが茅葺き(かやぶき)屋根です。

チガヤ属には、世界の熱帯から暖帯に、約10種がありますが、
日本には1種だけあり、北海道から琉球列島までの、
全土に繁殖しています。
外国ではアジア大陸の中西部からアフリカ、オーストラリアに、
わたる広い範囲に分布し、現在では北アメリカにも帰化しています。

アメリカでも、アジアでも、オーストラリアでも、ヨーロッパでも、
アフリカでも、見たことがないです。季節が合わなかったのでしょうか。 チガヤは、穂が独特だし、光を受けると白く輝いて、群生していて、
目立つ花で、車で移動してますから、見落としたり、
気がつかなかったは、ないと思ってます。

また、花穂を乾燥させたものは強壮剤、根茎は茅根(ぼうこん)
と呼ばれて、利尿、止血の漢方薬として用いられています。

チガヤには魔除けの力があるといわれ、6月30日の夏越の祓
(なごしのはらえ)12月31日の年越の祓(としこしのはらえ)
の「茅の輪(ちのわ)くぐり」があります。

日本神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓い(みそぎはらい)
を起源として西暦701年の大宝律令(たいほうりつりょう)によって、 正式な宮中の年中行事に定められました。
茅の輪をくぐり、心身を清め、大祓詞(おおはらえのことば)
という祝詞(のりと)を唱え、罪や穢れを祓い、年越の祓までの半年を、 新たな気持ちで、過ごすことができるように祈る神事です。

6月は、夏の暑さがはじまり、心身が疲れたり、気力が衰えるなどして、 病気が流行る時期と考えられていて、夏を病気などせずに、
乗り越えられるように、という願いが込められています。

茅の輪(ちのわ)くぐりの輪が、チガヤの葉っぱで作られています。

夏越の祓は6月の風物詩ですが、12月の年越の祓は、
除夜の鐘に押されて、やらない神社もあります。

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【感想】

あなたの誕生花は、いかがでしたか?
気に入らない花が、あるかもしれません。
日本の長い歴史の慣習から、伝統行事から、危険毒草から、
登場させています。

チガヤは非常に繁殖力が強く、世界最強の雑草と言われている。
その他にも繁殖力が強くて、畑や庭で、困らせてくれる植物に、
スギナ、セイタカアワダチソウ、アカザ、ドクダミなどがある。

チガヤは、使い道も沢山あって、昔から茎葉は乾燥させて、
屋根を葺く(ふく)(屋根をおおう)のに使い、 また枯れかかった穂を火口(ほくち)(火を起こす材料)に使われたり、
乾燥した茎葉を、梱包材としたり、肥料にしたりと、
用途の多い植物であった。

チガヤは、サトウキビの近縁で、植物体に糖分を蓄える性質が、
あるそうです。子供の頃に、
チガヤの新芽に巻かれた穂を引き抜いて、食べると甘味があり、
食糧難の時代の、子供の遊びながらの、食べ遊びでした。
また、若い穂でないと、甘味がありません。

こういう知恵は、どこから来たのでしょう。
食べられるなり、甘いということを、子供たちの世界で、
誰かが受け継いできたのだと思いますが、記憶にはありません。
万葉集にも穂を噛む、記述があるそうですから、長い間の伝統ですね。

また現在では、ちまき食べ食べのちまき(粽)は、ササの葉などに、
包まれていますが、本来は、チガヤに巻いた「茅巻き」で、
名前の由来になっていたという説もあります。

あなたの誕生花が、幸運をもたらせてくれるよう願ってます!
人生は一度しかありません!過去は戻らないが、未来は作れます!
未来に夢を描きながら、素晴らしい人生を送ってください!
写真家 高橋克郎より。