誕生花写真365カレンダー!2001年日本初登場!

誕生花は世界中から、日本の原産から、山野草、園芸種、珍しい花を選んだ、花の百科事典。 バースデーフラワーを楽しんで、1日を幸せに。

今日のバースデーフラワー「ハス」食用のハスと古代ハスは少し違います!

誕生花に登場する花は、365プラス1種類!誕生花カレンダーより!

8月15日 誕生日、今日の誕生花「ハス」
弥生時代にあったハスの種から花を咲かせて感激!

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ハスは、宗教上、特別な意味を持っています。
ヒンドゥー教の性典の中では、「女陰」の象徴です。
密教においては、吉祥天女を本尊としてしています。
仏教では、西方浄土の極楽は、神聖な蓮の池と信じられています。

花の思い出を作るのは、あなたです。
巡り会える幸運を祈ってます。

8月15日 誕生日
バースデーフラワー【ハス】

お誕生日、おめでとうございます。
素晴らしい1日と1年、感動が味わえる幸運を願ってます。

また「誕生日」は、あなたの出生を祝うだけでなく、
この世に誕生させてくれた、ご両親に感謝する日です。

【ハスとは】

ハスの原産地は中国、エジプト、インドと諸説あるようですが、
根拠はないですが、インドが主な原産地だと思います。
日本にも弥生時代の、大賀ハスや行田ハス(古代ハス)があります。

大賀ハスは1951年(昭和26年)に、千葉市検見川の遺跡から、
理学博士の大賀一郎が、発芽させることに成功し、ハスの実は、
今から2000年前の、弥生時代後期と推定されました。

また、行田ハスは1973年(昭和48年)に、埼玉県行田市で、
建設工事によって偶然見つかったもので、1400年~3000年前
とされる種子から、花を咲かせました。

また、中尊寺金色堂須弥壇から発見され、800年ぶりに、
発芽に成功した中尊寺ハスもあります。

長い間、ハスは観賞用でしたが、平安時代には食用とされて
いたようです。現在、広く出回っているレンコンは、
明治時代初期に、中国から導入した品種を改良したもので、
金澄(かなすみ)系やだるま系の品種です。
また、徳島県や愛知県で多く栽培されている節間が細長い
備中種や、石川県「加賀れんこん」や山口県「岩国れんこん」が、
主産地の支那白花などとしてあります。

江戸時代以前には、鎌倉時代に僧が中国から、持ち帰った
食用のハスが、日本の各地に伝わり、在来種群として
分類されています。中国種に比べると細長く、少し茶色がかった
色をして、肉質は粘質でやわらかく味がよいとされています。
しかし、根が深くて生産量が少なく、あまり流通はしていません。

ハスは蜂巣(はちす)の略で、実の入った花床(花中央の黄色部分)
は、沢山の穴があいていて、蜂の巣に似ているからです。
ハスは水面から花茎を出してから、約20日後に開花します。
朝朝6:00頃開き一番綺麗で、昼12:00頃から夕方頃まで、
徐々に閉じて、花の開閉を3~4日、繰り返し花びらが散ります。


仏教では、西方浄土の極楽は、神聖な蓮の池と信じられていて、
寺の境内に、ハス池を作って、植えるようになったそうです。

ヒンドゥー教は、泥から生え、気高く咲く花、まっすぐに
大きく広がり、水を弾く凛とした葉の姿が、俗世の欲にまみれず、
清らかに生きることの、象徴のようにとらえています。
このイメージは、仏教にも影響を与えています。
性典の中では、「女陰」の象徴です。
インドでは多神教信仰から、女神崇拝が生まれ、
古代インドでは、女性に対する4段階の格付けが生まれ、
上からパドミニ(蓮女)、チトリニ(彩女、芸女)、シャンキニ(貝女)、 ハスティニ(象女)といい、最高位の「蓮女」の象徴として、ラクシュミーという女神が、崇拝されました。

仏教では、泥水から清浄な美しい花を咲かせる姿が、
仏の智慧や慈悲の象徴とされ、如来像の台座は、
蓮華を型どった蓮華座であり、また厨子の扉の内側に、
蓮華の彫刻を施したりしています。
寺院では仏前に常花(じょうか)と呼ばれる、金色の木製の、
蓮華が置かれています。
一方で、仏教チベットでは、標高が高く生育しないため、
チベット仏教寺院では、想像で書かれ、かなり変形しています。
また、死後に極楽浄土を往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって、
身を託すという思想があり、「一蓮托生」の言葉の語源です。

密教においては、釈迦のみならず、ラクシュミー(蓮女)の、
吉祥天女を本尊として、信仰する吉祥天女法という修法があり、
ハスは特別な意味を持っています。

古代エジプトでは、神聖視されたのは、ハスではなく、
熱帯睡蓮(スイレン)です。

和歌山県新宮市の白龍山寶珠寺(はくりゅうさんほうしゅじ)
の蓮池には、毎年7月から8月末までの間に、白蓮が開花します。
宝珠寺の古文書によると、約300年前より蓮池が存在し、
ハスの花も、開花すると30cmと大きいそうです。

  • 別名 レンコン
  • 特色 食用
  • 科  ハス科
  • 原産 インド
  • 花期 6~8月

【感想】

あなたの誕生花は、いかがでしたか?
気に入らない花が、あるかもしれません。
日本の長い歴史の慣習から、伝統行事から、危険毒草から、
登場させています。

ハスはレンコンです。食べて美味しいですね。
どうして食べるようになったか、不思議ですが人間の知恵ですね。
ふっくらと丸みがあって、太くて皮にツヤがあり、穴が小さく、
穴の大きさがそろっていて、切り口が変色してたり、穴の内側が、
黒ずんでるものは、鮮度が落ちていて、買い物の目安やコツです。

お正月やお祝いの席で、よく使われるのは、「見通しがきく」
として昔から縁起物とされています。
レンコンは周年出回っていますが、旬は秋から冬にかけてです。
また、新レンコンは7月~9月上旬頃が旬です。

中国のハスの一大産地の湖北省は、春から夏にかけて、
間引かれた若茎(葉の芽)を、炒め物や漬け物などにして、
食べるそうですが、最貧国時代に湖北省を回っても、
一度も出てきたことがないです。貧しい食事ばかりでした。

レンコンは蓮根と書きますが、実際は蓮(はす)の根ではなく、
地下茎(ちかけい)という、茎が膨らんだものです。
地下茎とは、土の中に伸びる茎のことで、ジャガイモなど。

蓮(はす)と睡蓮(すいれん)は、花や葉の形がよく似ていますが、
睡蓮にはレンコンは出来ません。また葉っぱの形をよく見ると、
ハスの葉っぱが楕円形に対し、スイレンの葉っぱは、
大きな切れ込みがあります。さらに、ハスの葉っぱは、
水面から出ていて、スイレンは水に浮いているという、
見分け方もあります。

支那には荷葉飯(かようはん)という食べ物があります。
日本では関西に、ハスの葉で包んで蒸した、加薬飯(かやくめし
があります。肉や野菜の具を、お米と一緒に入れて作ります。
関東では食べられませんから、関西で探して食べてみてください。

あなたの誕生花が、幸運をもたらせてくれるよう願ってます!
人生は一度しかありません!過去は戻らないが、未来は作れます!
未来に夢を描きながら、素晴らしい人生を送ってください!
写真家 高橋克郎より。